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掃除を徹底すると何が起こるのか?

こんにちは。種屋の橋本です。


いきなりですが、

「掃除を徹底的にしている会社は業績がいい」って

聞いたことがあるでしょうか?


今までいろいろな企業様を訪問してきましたが、

確かに、仕事として社内の清掃を計画的にしている会社は業績がいいようです。


もちろん、小売業や飲食店などでしたら、店内を清潔にして

お客様を気持ちよくお迎えする、ということは当たり前ですし、

会社のショールームなどをきれいにしておくことも大切でしょう。


では、普通の事務所ではどうでしょうか?


従業員と業者さんしか出入りしない事務所でも

正しい方法で清掃をすると、業績に結び付けることができます。


今日は業績に結び付ける掃除のやり方を簡単にご説明します。


正しい方法とは、まず、掃除を業務時間内に時間と範囲を決めて全員で行うこと。

よくお聞きするのは、始業開始の10分ぐらい前に社員が自主的に掃除をしている、ということです。もちろんやらないよりはやった方がいいとは思いますが、業績アップにはつながりにくいですよね。


掃除を業務時間内に行うということは、掃除も仕事だから、

手を抜かずにしっかりとしなければいけない、ということになります。

そして10分とか、15分とか時間を決めて役職など関係なく全員で行いましょう。

ポイントは次。範囲を決めて行うこと、なんです。

範囲は狭いほど効果が出ます。

たとえば、今日は窓ガラス1枚だけ、とか、入口のカウンターのみ、とか。

時間がたたないと終わらない、というルールにしておくといいですね。


10分かけ窓ガラスを一枚掃除する。

普通に考えたら、すぐに拭き終わって時間が余ってしまいそうです。

ただ時間が経たないと終われませんので、仕方なく、何度も拭いたり、

窓枠を拭いてみたり、窓の外側を拭いたりします。

何度も同じところを拭いているうちに、今まで気にしなかった傷を

発見したりすることもあるでしょう。

また、中々取れない汚れを取るためにどうすればいいか?工夫を

するときもあるでしょう。


こういったことがとても大切な社員教育の場になっているんですね。


同じところを観察して問題を発見する。

問題を解決するためにいろいろと施策をしてみる。


これって仕事と同じだと思いませんか?


そう、掃除を徹底することによって、社員の感性が磨かれるのです。


仕事で大切なことは、お客様や環境の変化にいち早く気付き対応していくことだと思います。

ライバル企業よりも先に。


だから、掃除を徹底的にしている企業は社員の感性が鋭くなり、

変化に対する反応も早くなり、業績がよくなるわけです。


ただ、全社で掃除を始めるにあたって、大切なことがあります。

それは、先ほどまでに書いた事をあらかじめ全社員に説明をしておくことです。

いきなりはじめてしまうと、忙しい部署などから、反発が生まれ、

最悪、離脱する人が出てしまいます。


また、掃除の時間を作ることが難しい、と考える企業様も多いでしょう。

ぜひ、昨日までに書いた整理整頓術を読んでみてくださいね。

無駄をなくして時間を作る方法をご紹介しています。


毎日の掃除を続けながら、もう一つ、やるべきことがあります。

それは、定期的に、掃除の状況をチェックすること。


窓はきれいか?

トイレはきれいか?



チェックは厳しくすることで、社員の感度はより高まってきます。

また、人はチェックがないと、どうしても自分にあまくなってしまい、

手を抜くようになってしまいます。


月に一度、トップが自らチェックシートを使って各部署の

掃除状況をチェックすることで、各自が本気で掃除に取り組むことができます。


最初は10分ぐらいから始めていくことをお勧めします。

慣れてきたら、少しずつ時間を伸ばしていきましょう。


実は、感性を磨くって中々トレーニングしにくい分野でもあります。

社内をきれいにして、社員も教育される。

一石二鳥だと思いませんか?



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