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もっとしりたい

こんにちは。種屋の橋本です。


会社で、部下からの報告を引き出す方法は沢山あります。

口頭での報告もあるでしょうし、日報で報告をもらうこともあります。

今は様々な営業支援ツールがありますので、タイムリーに

入力された情報を見ることもあるでしょう。



僕が社会人になった30年近く前は、事あるごとに

「報・連・相」

と教えられていて、自分からどんどん上司に報告するように

言われていました。


余談ですが、職人タイプの大先輩は報告が苦手で、

取締役からも直々に報連相をちゃんとするように指導を受けて・・・

ほうれん草を食べるのも嫌になってしまった、とこぼしていました(笑)



上司の大切な仕事は部下から現場の最前線で起こっていることの

情報を収集して、自分の上司に伝えることです。


特に小さい会社では、情報量で戦略が大きく変わってきます。

少しのいい情報で売り上げは大きく伸びますし、

悪い情報が洩れると経営を揺るがす問題になってしまうこともあります。



僕が部下を持った最初の頃は、部下には、どんなことでも

「自分から」報告を上げてくるように指導していました。

そう、僕が教えられたように・・・・


ただ、経営者が求めている情報=僕に期待されていた情報が

なかなか集まりませんでした。



今考えると原因はよくわかります。

経営者は100万円単位で物事を考え、従業員は1000円単位で

物事を考えている。

視野の広さがまるで違うのです。


ですから、上司は広い視野、経営的な視野を持つようにして、

自ら部下に情報を取りに行かなくてはなりません。



部下は自分の取ってきた情報を報告してホッとしますが、

上司から追加で質問をされると「あっそんな情報も必要なのか」と

思うようになります。

繰り返していくと部下の報告の質が変わってきます。

もちろん、上司が質問するときには、なぜ、その情報が必要なのか?

共有しておくと部下の成長も早くなります。



僕がいた会社では、報告はシステムに入力することになっていたのですが、部下が営業先から戻ると必ず口頭で報告をもらうようにしていました。

時には報告を受け、その場で部下と一緒に次の施策を考えたりしていました。



この口頭での報告は部下との大切なコミュニケーションの場にもなっていました。

僕は営業全体を管理しながら自分でも営業をしていましたので、

会社にいる時に部下と話せるチャンスを逃したくなかったので、

少しの時間でもいろいろとお話しをするようにしていました。



部下とは毎月、10分間の面談をしていましたので、お互いの課題などはある程度の共有はしていたのですが、日々の営業活動の中で

発生する懸念を引き出すために、あるいじわるな質問を使うことも

ありました😁


それは、部下が出先から帰ってきたとき、

「お帰り!お疲れ様ね!でどうだった?」

これだけ(笑)


部下の何がどうだったのか?一瞬考えます。

多分頭の中で「あれっ、橋本さんに何か頼まれていたっけ?」と

考えるでしょう。

勿論答えはありません。僕は何も頼んでいませんので😉


そこで部下が答えるのは・・・

自分が今日、商談をさせていただいた担当先様で一番、課題と思っていることを回答してくれます。


価格なのか?納期なのか?ライバル対応なのか?

その時によって様々ですが、心の中に引っかかっていることを

言ってくれます。


いつもいつもは使えないのですが、

この質問で僕に今まで報告がなかった懸念を引き出せて

解決に向かったことが何度もありました。


タイミングをみて、一度使ってみてはどうでしょうか?



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【千の極意を持つ研修講師】

【まごころ営業コンサルタント】

 (有)種屋 代表取締役 橋本勝彦



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