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上海の酔っ払い・死にそうになった日の前夜

会社員時代のお話しですが、

年に何回か、同世代の企画部長と一緒に

上海~蘇州の工場に商品企画やチェック、お客様との

商談にいっていました。



多くのスケジュールは朝、上海のホテルにエージャントさんが

迎えに来てくれて蘇州の工場を廻り、現地でご飯、または

上海に戻ってからご飯、その流れでクラブかカラオケで

飲み会、という感じでした。



その日もカラオケ屋さんで飲んでいましたが、

エージャントさんが好きなサイコロゲームをして

負けたチームが一気飲みという飲み会(笑)



飲むのは赤ワインとセブンアップを混ぜたカクテル?

と、いっても氷の入ったアイスペール?に赤ワイン1本と

セブンアップを1Lぐらい入れたものをオタマでワイングラスに

入れたものです。



ピッチャーが空になるまで延々と続くゲームですが、

結構酔うんですよね(笑)


その時は三人プラスお店の女の子3人でピッチャで2杯(笑)


多分0:00すぎに解散になり、エージャントさんは愛人と一緒に

車で帰ってしまって、僕と企画部長はタクシーで

ホテルに帰ることにしました。



タクシーにのって暫くすると企画部長が

運転手さんに絡み始めました。。。


(美しくない表現ですいません)


「おい!どこ走ってんだ」

「今の道、なんで曲がらないの!」「日本人だと思ってぼったくろうとしてるだろ!!」



運転手さんは言葉がわからないふり、聞こえないふり。



今思うと、怒って車から放り出されなくて良かったです。。



僕はかなり酔っていて言葉は聞こるけど

注意するのが面倒になって、ただただ聞いていました。



車が進むにつれて企画部長のカラミがひどくなり

どうなるかと思ったら車がスッ、と止まりました。



企画部長「おっ」  

    「おおおっ」

    「もう着いたの!!」

    「お前、なかなかやるじゃないか!」


どうやら企画部長が知らない道をとおり、

予想より早く着いたようで、いきなり企画部長は

上機嫌になりました(笑)


(酔っ払いってこんなもんですよね)




そして「よし、あんたはいいやつだから明日も頼みたい!」

「朝、5時にここに迎えに来て!」



翌日は僕が5時にホテルを出て東京に帰り、

企画部長は中国で国内移動の予定でした。



運転手さんには伝わったのか?不明でしたが

企画部長と握手して帰っていきました。



翌日、早起きしてロビーに降りても

タクシーはいるはずもなく(笑)


エージェントさんが気を使って事務所の子に僕を空港まで送るように指示してくれていて迎えに来てくれていてホッしました。



そしてその後、人生最大のピンチがやってきました。


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