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こんなご質問をいただきました。

こんにちは。種屋の橋本です。

先日、行ったセミナーにて受講者の皆様よりこんなご質問を

頂きましたのでご紹介させていただきます。

「営業としてのご経験が長いと思いますが、

 今までで、一番苦労したことはなんですか?」

僕は、あまり苦労を感じないタイプの人なので、その場でとっさに思いついたお客様への納品違いトラブル対応についてお話ししました。


社会人になってから、25年お世話になった履物卸にいたときの

お話です。


ある人気商品の靴をお客様に納品した際、

出荷のミスで伝票と中身がバラバラ・・・ あるお店には25cmが5足あり、26cmは0、 他のお店には27cmが7足納品している、といった感じで

総出荷足数はあっているものの、どこのお店に何を

納品したのか?まるで把握できない、といったトラブルでした。


そのお客様のチラシにも掲載されていましたので

短期間でお店の在庫を予定通りの数に

調整しなければなりませんでした。


車で10店舗ぐらいを廻って、三日間かけて商品の在庫を確認しながら

調整したのですが、とっさに思い出した、ということは

僕なりに結構大変だったのではと思います。



そのあと、実はもっと苦労したことを思い出しました。。。


それは、ブランド事業部をスタートした時のことです。


社内でオリジナルブランドを企画して発表することになり、

営業の責任者兼、営業担当として(要するに営業は僕一人) 任せていただいたのですが、スタッフは僕とデザイナーが一人。

プラス外部のアドバイザーがいました。


ブランドコンセプトを考え、ロゴマークが完成した段階で、

デザイナーが退職することになってしまい、なんと、

デザインも僕が担当することに。(これはこれで楽しかったのですよ)


デザイナーが中国の工場の管理もしていましたので

その仕事も僕がすることになりました。

(上海のスタッフにかなり助けてもらいましたが)


今までデザインとは無縁の業務でしたが、

人がいないのでやるしかありません。

靴だけでなく箱のデザインなども行っていました。


当時は既存のお得意先の営業担当が10人ぐらいいて

そこの責任者も兼任していましたので

マメに頭を切り替えていかないと、

仕事うまく進まない感じになっていました。


ブランドの方は、いろいろなアドバイスをいただきながら、

何とか商品のラインナッブが揃い、本格的に営業活動の始まりです。


最初に考えたのは、ファッション関係の展示会に出展して集客することでした。ブランドの価値を上げていくことも大切にしたいと思っていましたので、販売先もある程度の制限をしてのスタートです。


ただ、ブランドとしては初めての展示会でしたので

どうすれば受注が取れるようになるのか?よくわからず、

成果もそれほど得ることができませんでした。


次の展示会までには数ヶ月時間がありましたので それまで、じっとしているわけには行きません。

展示会にも多額の投資がかかります。


そこで、首都圏でブランドのイメージに合いそうな街に行って

ターゲットにしていた雑貨店などに飛び込みで提案することにしました。

吉祥寺、自由が丘、下北沢、中野、高円寺、原宿・・・

そうそう、別件で大阪に出張した時に、心斎橋筋でも

飛び込み営業をしましたね。


その日に行く街の地図をプリントして、アパレルショップや雑貨店、

靴屋さんをすべて回りました。


結果は・・・売上ゼロです。


原宿の歩道橋の上で、街並みを眺めながら

販売商品がオフィスマットやコーヒーサービスだったら、

ターゲットのお店がもっと沢山あるのになぁと思っていました。

(マットもコーヒーも飛び込みで販売するのは大変ですよね)


結局、数ヶ月間いろいろとトライしてみて、

提案するターゲットを変更したら、成果が出たので

良かったのですが、当時は会社からのブランド事業への期待、

そして既存先の責任者としても数字を落とせないプレッシャー、

そんなものを感じながら、仕事をしていたと思います。


営業として一番つらいのは、売上が予算通りに行かないことではなく、

そもそもお客様がいないこと、だと思いました。



新しくオンラインセミナーを開始したタイミングで

同じく新しいことを始めて大変だった事を思い出させていただけるのも

ありがたいことですね。


今は大変かもしれないことも、すべて受け入れて

楽しんで実行していくことにしていますので、

これからもいっぱい楽しんで仕事をして、

後でそういえば大変だったかも、なんて話せたらいいなぁ

と思います。


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