こんにちは。種屋の橋本です。
今日は普段、あなたと一緒に仕事をしている部下や後輩との接し方について書いていきたいと思います。
部下が今まで以上に頑張って力を発揮し、活躍してくれることは
上司にとっても嬉しいことですよね。
部下が上司に求めている事の中で一番大切なことは
「関心を持ってもらうこと」
というお話は昨日書いたのですが、では具体的に
部下に関心を持つとはどんなことでしょうか?
例えば、部下や後輩の名前をフルネームで書けるでしょうか?
今は自筆で名前を書く機会が少ないかもしれませんが、
こんなところから関心を持っておくといいかもしれませんね。
僕が前の会社で靴のブランドを始めたとき、あるショッピングモールで
週末のイベント販売をさせていただけることになりました。
ご存じの方もいるかと思いますが、ショッピングモールに開店前の
時間に入店する際は従業員用の入口で
受付を済ませる必要があります。
その日は営業だけでは人員が足りず、デザイナーにも応援をお願いしていました。駅で待ち合わせをしてお店に行き、入店したのですが、
入店口の受付で各自の名前を書く用紙がありました。
「一緒に書いておくからいいよ」と僕。
「あっすいません」とデザイナー。
僕がデザイナーの名前を書いているとき、
デザイナーは僕の手元をじっと見ています。
そして名前を書き終わったら、見届けたデザイナーが
満面の笑顔になりました。
僕は字がかなり個性的(ヘタです)なので、字がヘタなのを
笑ったのだと思いました。
(社内でも字がヘタなことを自分で笑いのネタにしていたので)
そして「ニコニコしてどうしたの?」と聞いたところ、
「よかったです」と言われました。
何が良かったか?を聞いたら、自分の名前を間違えずに書いて
もらえてよかったと。
きっと間違えるだろう、と思って心配して見ていたそうなんです。
朝からいい気分になったデザイナーがその日、いつも以上に
頑張って接客をしてくれたのは言うまでもありません。
また、その後も今まで以上にコミュニケーションがとれ、
ますます活躍してくれました。
部下へのちょっとした関心がモチベーションにつながると
いうことを体感したエピソードでした。
部下の名前の覚え方にはコツがあるんです。
それは、手書きのメモを書いて渡すときに毎回フルネームで書くこと。
伝言や連絡事項を伝えるときなどです。
それだけのことで、すぐに覚えることができます。
その際、必ず正確な字を書くようにしてください。
渡辺さん、渡邉さん、渡邊さんや、
斉藤さん、齋藤さん、斎藤さんなど。
ちょっとしたことで相手を喜ばせ、がっかりさせてしまいます。
他にも、部下の誕生日に声をかけたり、
SNSでメッセージを送ったすることはできるでしょう。
また好きな食べ物は?好きなアーティストは?など
いろいろなことに関心を持つことができますよね。
(あまりプライベートには踏み込まないようにしてくださいね。)
多分あなたもそうだと思いますが、
人は自分が好きな事に関して話すのが大好きなんです。
部下も自分が好きなことに上司が関心を持ってくれて聞いてくれたら
嬉しいでしょう。
いきなりいろいろと聞いてしまうと尋問みたいになってしまいますので
焦らずに少しずつ始めてみましょう。
仕事の合間や移動の時などに、ぜひ、聞いてみてくださいね。
注意点は、部下が複数いたら、みんなに平等に声をかけること。
特定の人だけにいろいろと聞いたら、他の人が面白く思わず、
ギクシャクしてしまう場合があります。
また相手が異性の場合、
意図しない噂になってしまったりする場合がありますね。
ちょっと距離を保ちながらサラッと聞いていくのがポイントです。
相手の年齢が上だとしても同じことです。
年齢に関係なく、敬意をもって、関心を持っていくことで
コミュニケーションがとれ、いいチームになっていくでしょう。
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