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執筆者の写真橋本勝彦

社員教育を浸透させるには?

こんにちは。種屋の橋本です。


今日は社員教育について書いてみます。


僕の仕事柄、いろいろな社長様とお話しをさせていただく機会が

あります。

自身で日々、勉強されている社長様は多いのですが、

そんな社長様は社員教育にも熱心です。

そして社員教育に熱心な社長様は、こんなお悩みを抱えている方が

多いんです。

それは、

「社員教育を一生懸命して、一度は社員の動きが変わるんだけど、

数週間すると、大抵、元に戻ってしまう」と。


要は、せっかく社員教育をしても、学びが持続しない、ということです。


どうすればいいんですか?と相談されます。


勿論、その会社の現場に入ってみないと分からないこともあるのですが、大抵の原因は職場環境を変えずに、社員の心だけを変えようとしているから、だと思います。

いつもと同じ環境で、社長や幹部から何か講習を受けても、

中々、人は変わりにくいのです。


また社員は全員が、何かを学んで成長したいと思っているわけではありません。

ただ企業を成長させていくためには、社員の成長が不可欠です。

だから、ある程度の強制をして研修、という形で勉強をしていく必要があります。

社員教育をやりすぎてつぶれた会社はない、とおっしゃっていた社長様もいました。


折角、研修をして社員を成長させるきっかけを作るのですから、

効果のあるものにしたいですよね。


では、社員教育、研修を実のあるものにするためには

何から始めればいいでしょうか?


まずは職場環境を変えていくことから始めてみましょう。

心の中は見えないのですから、見えるところから変えていかないと

効果が出ない、ということなんです。


5Sという言葉を聞いたことがあるでしょうか?


職場の改善活動などで使われていますね。

整理、整頓、清掃、清潔、躾のローマ字の頭文字のSです。

これは、この順番で行うことに意味があります。

整理・・・要るものと要らないものを分けて要らないものを徹底的に

      捨てること。

整頓・・・必要なものを必要な場所に必要な個数置いて、すぐに

      使える状態にしておくこと。

清掃・・・整理整頓された場所を掃除してきれいにしておくこと。

清潔・・・整理・整頓・清掃された状態を維持しておくこと。

躾  ・・・規律やルールを守ること。


ここでも、整理整頓をやってから、躾。

つまり見える職場環境の改善をしてから、心の改善となっています。

日々働く職場が変わっていくと、社員は変化に対する心構えができ、

新しいことを受け入れやすくなります。


社員教育を本当に浸透させるにはこのように環境の改善をしてから

行うことがポイントとなってきます。


もちろん、社員にはいろいろな人がいますので

いくらやっても教育に時間がかかってしまう人、

素直に実行して成長するスピードが早い人がいるでしょう。


また、社長や幹部など、普段接している人が先生となっても

中々、真剣に学んでくれない社員の方もいるかもしれません。

(そのために、いろいろな体験や事例を知っている

 研修講師がいるのです。。。)



僕も、自分で分かるくらい、自分が変わることができたタイミングが

ありましたが、それは外部のセミナーや研修で

教えていただいたことが腑に落ちたときでした。

ただ、学んだ事が腑に落ちるポイントって人それぞれですので

できたら、いろいろな学びの場を提供できたらいいですね。


人は学んだ事に心から納得できると、

その瞬間から行動が変わります。


人の行動が変わると、どんどん新しいチャレンジができるようになり、

失敗してもそこから学び、また成長していきます。



職場環境を改善してから、社員教育を始める。


教育の内容も大切ですが、まずは この順番で行ってみてください。


あっ、もう一つ大切なことがありました。

それは社長様の社員に対する成長してもらいたい、という思い。

熱意です。

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