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執筆者の写真橋本勝彦

相手の事を考える

こんにちは。種屋の橋本です。


昨日のブログで、採用にかかわっていた時のお話を

書いたのですが、当時の思いや、自分が就職した時の事を

思い出したので書いてみます。



最近の就職事情を詳しくはわかっていないまま

書いていますので、現実と違う事を書いてしまうかもしれませんが

ご了承ください。



昨日も書きましたが採用にかかわっていた時の感想は

履歴書とか、エントリーシートって多くの人が同じようなことを

書いるなぁって。

面接でも質問に対する回答は同じような内容ばかりです。


その情報だけではどの学生さんが自社に適しているのか?

良く分かりませんでした。


今はインターンシップに行って、いろいろな体験をし、その中で

個性や適性を企業にチェックされているのだと思います。



僕が以前、働いていた会社では、従業員が少なかったため、

「自社に合うかどうか」とか「一緒に働きたいか?」が

大きな要素だった気がします。


履歴書やエントリーシートや面接は、余程合わなそうな人や

最低限のビジネスマナーができているかどうか?をチェックして

ふるいにかけていた感じです。


あとは数回あるインターンシップや食事会で

社長がチェックをして採用を決めていました。


確かに、社長と価値観が合うと思われる人しか入ってきませんので、

入社後、すぐに退職、ということはありませんでした。




僕が30年近く前に就活をしたときは、

バブルもはじけて各企業の採用人数が大きく減った時です。

どの企業も結構、競争率が高かった気がします。


僕が受けた(後に入社した)社員数30人ぐらいの会社にも

6大学の人が受けに来ていたと思います。

当時ではとても珍しい感じでした。



その就活時に考えていたのは、

「面接官は、学生が書いた同じような履歴書を見ていて退屈だろう。

 本に書いてあるようなことを書いても面接での会話も

 盛り上がらない」

ということでした。


僕は、初対面の人と何か話題を考えて盛り上がれるタイプでは

無かったため、面接官が興味をもって聞きたくなるような

履歴書を書いて出そうと思いました。


もちろん、スルーされることや

パフォーマンスととらえられる可能性も考えられるので

ギャンブルです。


当時の履歴書で遊べる項目は「趣味」の欄のみでした。


そこで映画鑑賞や音楽鑑賞と書いても

当り障りのない会話しかできないと思いました。


ただ、さすがに競馬とか麻雀とかパチスロと書くわけにも

いきません。

そこで僕が書いたのは「プロレス観戦」「格闘技観戦」・・・


就活で書いたすべての履歴書にこう書きました。


結果はというと、ここに反応してくれてプロレスの話題で

会話が弾んだ会社から最初に内定をいただき、

そこで働くことになりました。


当時はプロレス団体も少なく、テレビ放映もしていたため、

好きな選手や団体で話は広がり、また、K-1がはやり出したときでしたので、格闘技とプロレスの魅力の違いなど聞かれた気がします。



今思うと、こじつけですが、この「面接官が退屈だろうから、ちょっと変わったことをすれば印象深く、覚えていただける」と考えたことって

すぐーーく営業的な考えですよね。


営業としての適性があった、ということです。。。


その後の営業活動の中でもどうやってお客様に喜んでいただくか?

とかどうすれば覚えていただけるか?といったことは

常に考えていました。



その会社で20年ぐらい働いてから、その時の面接官の先輩と

忘年会で同じ席になり、面接の話を覚えているか?聞いてみました。


その方は会社に入ってからもとてもかわいがってくれて

育てていただいた方です。


「僕の採用の時、面接官をいていただいたことって覚えていますか?」

「当たりじゃない!」

「どうでした?」

「いやーすごいヤツがきたなぁって思ってたよ」


僕の当時の部下の前でちょっと鼻が高くなってきました(^^♪


僕の後輩が聞きました。

「どんなところが凄かったんですか?」

「提出してもらった履歴書がさぁ」 (僕は、おっそこに気が付いていたのかぁ、

 さすがだなぁなんて思っていました)


「いやーすげー汚い字のやつがきたなぁって!わははっ」


・・・・・そ・こ・か。







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