本気で信じるといい結果は出るのです
こんにちは。種屋の橋本です。
今日は本気で信じていれば必ず結果はでる、というお話です。
何か目標を決めて行動するときや、何かが起こってしまって
対処しなければならない時、最悪の結果と最良の結果を想定します。
最悪と最良の幅は、その人の経験などによって大きく変わりますが、
多くの場合、この幅の中で着地するでしょう。
その中でも少しでも裁量に近いところに行くために、
ありとあらゆる努力をしていくことが大切になってきます。
僕がこんなことを思うようになった体験をご紹介します。
僕は以前、靴のメーカーの営業をしており、定期的に出張をして
お客様を訪問していました。
当時は自社のブランドをご提案するお客様、オリジナル商品をご提案するお客様などを訪問していましたので、出張するときは毎回、
一番大きいスーツケースにサンプルをいっぱい詰め込んで
出張に出ていました。
ある夏の日の出張時、予定では、始発の新幹線で東京を出発し、
名古屋で乗り換え福井県に行って商談をしてから、大阪に移動し
夕方に大阪で次の商談をして、夜に神戸に入る、という予定を
立てていました。
東京を予定通り出発し福井県に着きましたが、かなり風が強い・・・
そう、台風が来ており天候がかなり不安定でした。
それでも福井のお客様との商談が無事終わり、駅までのタクシーに
乗ると、運転手さんが電車が止まるのではないか?と言っていました。
慌てて福井駅に行くと、すでに福井から大阪に行くサンダーバード号を
含めた電車がすべて運休となっていました。
その時間が11時半。夕方のアポイントが18時半です。
では一度、電車で名古屋に戻ってから新大阪を目指そうと思いましたがこちらも同じく運休。少し焦りが出てきました。
大阪のお客様はやっとのことでアポイントが取れた新規様なので、
このチャンスは逃したくありません。
どんな事をしても行くんだ、と思い次の手を考えました。
レンタカーのお店を見つけて向かおうとすると、
ロータリーに大型バスが止まっています。
行先は名古屋。
スーツケースを引きずりながら走って言って乗務員さんに聞いたところ、あと5分で出発すること、残席があと一つしかないことを教えてもらったのでその場でチケットを買い、乗り込むことができました。
バスで名古屋を目指しているときも刻々と状況は悪くなってきます。
風のあおられて危険なので、バスのスピードも上がりません。
なんとか名古屋駅着いたのが、15時過ぎだったでしょうか。
幸いにして新幹線は大きくダイヤを乱しながらも運行していましたので、乗り込んだのですが、少し走るたびに、途中駅で止まってしまいました。
お客様とのアポイントの時間は刻々と迫ってきています。
やっとのことで京都駅までついたところで時間は18時少し前。
あと30分あるので、なんとか間に合うかもしれない、と
思ったとき、社内のアナウンスが流れ、しばらく京都駅で停車と・・・
待つか?動くか?
考える間もなく、僕は新幹線を降り、在来線に乗り換えようと走っていました。絶対に着くんだ、と思いながら。
在来線は比較的、順調に動いていたのですが、
なんと、新大阪駅の手前でストップしてしまいました。
アポイント時間まであと10分です。
大阪のお客様は新大阪駅の目の前でしたので、本当にギリギリです。
一応、電車の中で(小声で)もしかしたら、遅れてしまうかもしれない
ことをお客様に電話で伝え、後は待つしかありませんでした。
数分後に電車は動き、お客様のところに着いたのは
ぴったり18時半!!
商談を無事にすることができました。
※この後、新大阪から三宮まで、電車が動いておらず
2時間ぐらいかけて移動しました。。。
翌朝の台風一過の神戸の空はきれいでした。
長くなってしまいましたが、18時半に新大阪のお客様のところに
着くんだ、というゴールをいつも考え、変わっていく状況の中で
できる限りの行動していくことで、結果的に間に合うことができた。
この経験から、自分が本当に信じて行動すると、
結果は出るんだ、と心から思うようになりました。
これは仕事でも、オフの時でも一緒です。
本気で信じると行動につながります。
行動の質が変わります。
そして行動の質を変えていくために、なんでも経験しておくことが
大切だと思うのです。