こんにちは。種屋の橋本です。
社内の会議やミーティングなどで、
皆が順に発言するとき、順番は決めていますか?
上司の指名順じゃない方がいいですね。
また、話したい人だけが発言すると
意見に偏りが出てしまう可能性があります。
参加者の意見を同じように引き出したい場合は
発言しやすくするコツがあります。
それは一番若いメンバーに話しやすいような
順番で発言してもらうことです。
そう、年齢の若い順に発言してもらうと
自分の考えを言うことができます。
年長者や上司から発言をすると、
若い社員は反対のことを思っていても
気を使って口に出せないことがありますよね。
ちょっと違う、と思っていても遠慮してだまっている、とか
自分が反対のことを言っても、どうせ聞いてもらえない、とか。
ですから、予告をしておいた上で
若い社員から自分の意見をしっかりと話してもらいましょう!
予告をしないで、いきなり指名すると
話がまとまらずに、せっかくいい意見をもっていても
上手く伝えられない可能性があります。
毎回、若い社員から発言する、と決まっていれば、話の流れを聞きながら自分の意見をまとめることができます。
また、若い社員が先に発言して「いいこと」を言うと
先輩は「もっといいこと」を言わなければいけなくなりますので、
プレッシャーになりますね(笑)
先輩も成長していくことができます。。。
また、ワーク形式で広く意見を取り入れながら
進めるときは、ポストイットの活用をおすすめします。
テーマが決まったら、時間を区切って全員にポストイットを書いてもらい
その後、集計です。
ポストイットには1枚に一つの意見を書いてもらいます。
プロジェクトのはじめなどで広くアイデアを出したいときは、
事前に課題を伝えておいて、一人10個、とか多めにノルマを決めて
アイデアを考えてきてもらいましょう。
書き方のコツは正方形のポストイットの上の方の
三分の二までに書いてもらうことです。
こうしておくと後で、同じ意見を集約した時に
下の三分の一のところに重ねて貼り付けることができます。
ポストイットを使うと、特に若い社員は意見を出しやすくなると
思います。
逆にベテラン社員は書くことが面倒なので、慣れが必要に
なる場合があります。
特に新しい企画では、若い人の意見を沢山集めて、
ベテランがアドバイスをしていくスタイルだといいかもしれませんね。
アイデアを出すときに、なかなか出てこない、というお悩みを
聴くことがあります。
アイデアがないと。
実はこれって、アイデアがない、のではなくて
「自分がいい、と思う」アイデアが出ていないのだと思います。
ですから、アイデアを出していくときには、できるだけ
条件を付けずに出していった方がいいでしょう。
冗談で適当な事を言ったら、それが他人から見たら、
素晴らしいアイデアだった、ということは沢山あります。
また、数はできるだけ沢山出した方がいいですね。
一人100個、とかのレベルです。
以前、靴のブランドをスタートするとき、
デザイナーがロゴマークを考えてくれました。
一人で「100個」
最後の一つはアイデアを出し尽くして、何気なく落書きのように
書いたものでした。
そしてその最後の一つのデザインがこれから作っていこう、と
思っていたコンセプトにぴったり重なり、採用になりました。
こんな経験から、何かを考えていくときには、
まず数多く考えること、を念頭に作業にしました。
できるだけ自分の中の先入観の壁をつくらないように…
「こんなアイデア通るわけがない」
「こんなのできるわけがない」
「これは売れなそうだ」
成果が出るか?でないか?は実は誰にも分りません。
いいと思うか?思わないか?
買いたいか?買いたくないかを決めるのはお客様です。
全部のアイデアを実施することはできないので、
まずは意見の出やすい環境を作って
数を集めることから始めてみましょう。
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