こんにちは。種屋の橋本です。
異業種交流会などで、名刺交換をさせていただくと、
良く、こんなことを聞かれます。
「営業コンサルさんですね!じゃあ相談したら、明日から
バンバン売れるようになって売上が爆上げですね!」
僕の名刺には、「営業強化」「コンサルタント・講師」とは書いてありますが、もちろん、「明日から爆上げ」とは書いてありません(笑)
多くの場合、企業の営業力アップには時間がかかります。
ですから、相手の方には
「そんな魔法があったら僕にかけてください!」とお願いしています。。。
もちろん、売上はあげますが、少し時間がかかる場合が多いのです。
ただ、ある程度学んだ事が定着してくると、成果の出るしくみが
まわりだしてきますので、継続的に結果が出てくるようになります。
これは社員教育でも同じことです。
実践していけば成果は出ますが、時間はかかります。
人はすぐに変わることは難しいことが多いのです。
筋トレみたいなもの、と思っていただいた方がいいと思います。
毎日毎日、愚直に繰り返して行うことで、いつの間にか
成果が出ている、そんな感じなのです。
だた正しいやりかたで行わないと成果が出るまでの
スピートが遅くなるか?成果が見込めなくなってしまいます。
だから、少しでも早く、確実に成果を出すためにコンサルタントという
プロがいるんです。
勿論、人によっては、すぐに効果が出ることもあります。
日頃、頑張っていて中々成果が出ない、そんな人がちょっとだけ
頑張る方向を変えてみたり、頑張る相手を変えてみたりすると
目に見える成果に結びつくことがあります。
一緒に働いている人数が少なければ少ない方が
早く成果が出る可能性が高いと思います。
会社全体の研修を行うときなどは、「綱引き」をイメージしていただくと
いいと思います。
いろいろな個性の人が集まり、同じ会社で働いていますが、
折角それぞれに実力があっても、同じ方向に綱を引かないと
結果がついて来ないでしょう。
そう考えると、会社の事業の目的を共有しておくことは
とても大切になってきます。
綱を引く方向を示しているのが経営理念だったりします。
事業の目的、経営理念などは、事務所などに掲示をしてある場合が
多いのですが、朝礼や年の初めなどの節目のときに
創業の思いや、経営理念の意味などの説明をされると
いいのではないかと思います。
僕が以前働いていた会社は、創業100年以上の老舗企業でした。
会社組織になってからも、50年以上です。
あるとき、その会社を始めた創業者(当時会長)が
創業時の思いや、昔の苦労話などを社内の幹部向けの勉強会の際に
話してくれたことがありました。
少し残っていた、当時の写真などを見ながら 業界の慣習が壁になっていたので、新しい事業を始めることが
大変だったことや、とにかくいろいろと学んでいくために
ご縁をつなげて沢山に人に教えていただいたことなど、
直接お話いただきました。
その後、幹部と話したときにみんなが共通に感じていたことは、
そんな会社で一緒に働けることへの感謝や
長年支えてくださったお客様への感謝などでした。
それ以降、社内の雰囲気が変わっていったことを記憶しています。
創業の思いって、創業者や創業のメンバーがお話しすると
説得力があり、社員に浸透しやすくなると思います。
中小企業では、社内の価値観を揃えて市場で戦っていく必要が
ありますが、価値観を揃えるには、まず経営理念の共有から
始められるといいと思います。
会社にお金が沢山あれば、広告などにお金を使って
一時的に売上を上げることはできると思いますが、
社員教育をしっかりとして、企業全体を成長させていくことも大切。
大切に育てた社員は、永くお客様に喜んでいただけるような
仕事ができるようになります。
企業の発展にかかせない人財になっていくのです。
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