こんにちは。種屋の橋本です。
人は誰でも失敗をします。
そう、誰でもです。
仕事をしていて部下や周りの人か失敗したき、
どのような接し方をするか?で本人の成長が変わります。
単純なミスを繰り返してしまった時などは、
思わずカッとなってしまうこともあると思います。
僕も何度も経験があります。
若いころは、ちょっと大きな声を出してしまったこともありました。
ただ、失敗を経験して、反省し考え、成功するやり方を覚えていくことも
とても大切なことだと思います。
多分、僕も沢山失敗をして、沢山人にご迷惑をおかけしてきたと
思います。
(フォローしていただいた皆様、ありがとうございます!!!)
そう考えると、部下が失敗した時に、その時の感情で怒ってしまうことは部下の成長を妨げてしまうことになります。
失敗を失敗として受け止めて、どうしたら、次は失敗しないように
できるか?を考えることが、とても大切なことになります。
もし、部下が失敗してしまったらどんな言葉をかけますか?
例えば、コーヒーをお願いしたら紅茶を買ってきたら?
間違っていることをストレートに伝えるよりは、本人に気付いてもらいたいですよね。
そんな場合は、「そう来るかぁ」と笑顔で対応したら?
部下は、自分が何か間違っていたかもしれない?
と思うかもしれません。
または「惜しい!!」といって紅茶を受け取ることもアリですね。
ポイントは、部下を責めないで気付いてもらうこと。
人に指摘されるよりも部下のダメージが少ないと思います。
また、失敗をしたときは、その「人」を叱らずに
「事」を叱ることも大切なポイントです。
「人」を叱る、とは
「君はいつも人の話をきいていないから 間違えるんだよ」
という感じ。聞いて本人は自分がダメと言われていると感じてしまうことがあります。
「事」を叱るとは
「コーヒーをお願いしたのに紅茶を買ってきたらダメでしょ」
と、行為を叱っています。
人格を否定してしまうと、本人は傷付いてしまう可能性があります。
行為を叱れば、次に直せばいい、とフォローすることができます。
実はこのお話には、もう一つ学びがあります。
コーヒーを頼んだのに、紅茶を買ってきた。。。
これって間違って買ってきた人が一方的に悪いのでしょうか?
相手に伝わるようにコーヒーを買ってくることをお願いした?
コーヒーを買ってくるようにお願いした時に、確認しなかったのは誰?
そう、しっかりと伝わっていないから間違えた、ということも
できると思います。
そして確認をしていなかったことも要因かもしれません。
今回はコーヒーの例を出していますが、仕事全般に
言えることだと思います。
特に上司は部下に指示を出すときに具体的に依頼をすることが
大切になります。
また、時間の要する仕事では中間報告をしてもらうこともポイントです。
相手は自分とは違う人なので、自分の思い通りに指示が伝わっているか?は確認したり、チェックをしたりしていくといいでしょう。
以心伝心はありません。
『転源自在』
すべての事は自分に要因がある、という考えです。
セミナーでは良くお話していますが、相手を叱る前に
しっかりと伝えていなかった自分が悪い、と考えると相手への
接し方が変わってきます。
相手を変えるよりは、自分が変わった方が確実だし早いのです。
「うまく伝わっていなかったみたいね、ごめんね」
こんな風に話したら、どうでしょうか?
相手の方は次からちゃんと聞かなきゃ、とか確認をもう一度すればよかった、と自発的に思うようになるかもしれませんね。
こうやってお互いが相手のことを考えられる言動をしていくと
人間関係はとても良くなってきます。
これは職場でも、友人関係でも、家族でも同じことです。
人対人で僕達は生活をしているので、
相手の事を気遣っていきたいものです。
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