北風と太陽
- 橋本勝彦
- 2021年2月4日
- 読了時間: 4分
こんにちは。種屋の橋本です。
皆さんはイソップ物語の「北風と太陽」ってご存じですか?
旅人のコートを脱がす競争を北風と太陽がして、
北風がびゅうびゅう風邪を吹き付けたら、旅人は寒くなり
コートが脱げないようにしてしまいますが、太陽が照り付けると
暑くなった旅人は自らコートを脱いだ、というようなお話でした。
僕は今でこそ、マネージャー職の方向けのセミナーを開催したりして
部下とのコミュニケーションの取り方や、部下が自ら動くしくみなどを
お話ししていますが・・・
僕が前職で管理職になったばかりのころからしばらくは、
完全に北風のマネジメント😅
自分でも営業として必死に動いていましたが、
部下にも同じように行動を続けることを強要していました。
「いいから、やれよ!」そんな感じでした。。。パワハラの一歩手前です。
こわっ
体育会系で育ってきたタイプでしたので、それが当たり前と
思っていました。先輩、上司の言うことは絶対だと。
僕はオンとオフを割り切るタイプで仕事以外の場面では、
グチグチとお説教をしたりはしませんでしたし、頑張っている部下を
責めたりはしなかったので、(表面上は)大きな問題は起こりませんでした。
車で通勤していたこともあり、仕事の場面以外での
社内の人との接点はほとんどありませんでした。
飲み会も忘年会とか歓送迎会の1次会だけでしたね。
今思うと、人対人のコミュニケーションが不足していました。
部下の世代も変わってきて10歳以上も年下の部下も増えてくると価値観などが大きく変わってきます。
仕事はそれぞれがきちんとしていましたが、マネジメントの仕方を
大きく変える必要を感じました。
そこで部下が自ら動くマネジメントに変えていくことにしました。
太陽のマネジメントです。
これは部下に気を使ってご機嫌を取ることとは違います。
部下が動かざるを得ないしくみを作って、運営をしていったんですね。
そしてコミュニケーションを積極的に取るようになりました。
丁度そのころ、営業所が浅草に移転になり、電車通勤になったことや、会社主催の公式の飲み会が増えたことも良かったと思います。
また一緒に働く仲間が何人も減ってしまっていて、業績を回復させて
生き残っていくために団結をするしかなかった、という環境にも
なっていましたので、マネジメントのやり方を切り替えていくいいタイミンク゛だったと思います。
そのときに目指していたのは、部活みたいな会社です😉
仕事はしっかりとそれぞれが行ないますが、遊ぶときは皆で遊ぶ。
社員間の呼び方も「橋本部長」ではなく、「橋本さん」にして
役職で呼ぶことをやめました。
その頃にいつも一生懸命考えていたのは、いかに部下に気持ちよく働いてもらって力を発揮してもらうか?です。
時には厳しい話をしなければいけないことも当然ありましたが、
普段からコミュニケーションをとり信頼関係を作るようにしていたので、
お互いが意見をしっかりと言えて、目標に向かって進めるチームを
作ることができました。
太陽のマネジメント、というとすごくかっこいいのですが
やったことといえば実は、普段お客様に対してやっていた事を
誰に対しても実行しただけです。
凄く普通の事。
相手がだれであれ、自分から明るい挨拶をする、とか、
ちょっとしたことでもお礼を伝えるとか、頑張ったら褒めるとか。
何よりもお互いに相手に関心を持つことから始めることで
社内が明るくなっていく事を体験しました。
もちろん、社内が明るくなるにつれて成果も出てきます。
今は大分、職場環境がが良くなっていると思いますが、
自分では気づかないこともあるものです。
太陽のマネジメント。
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【千の極意を持つ研修講師】
【まごころ営業コンサルタント】
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