こんにちは。種屋の橋本です。
会社には、それぞれいろいろな決まりがあります。
多分、その決まりは何か理由があってできていると思います。
ただ、その決まりを定期的に確認しておかないと、
形だけの便宜上の決まりになってしまいますよね。
守らなくていい決まりなら、無い方がいいでしょう。
最低限の決まりを手帳などに記載して配布している会社や
ポスターのようにして壁に掲示している会社もあります。
クレドといって、会社の約束事をカードにして持ち歩いて
携帯している会社もあるかもしれませんね。
どんな形であれ、ルールとして決まっているのであれば、
そのルールに沿って仕事をしていくことが会社と社員の
約束かもしれません。校則のようなものですよね。
社内の決まり事を守る、という社風はお客様にも伝わります。
時間を守ったり、期限を守ったり、ルールを守ったり、ということです。
先日のセミナーの受講者様より、朝礼を毎日行っているが、
なかなか定着できていない、というお話しをお聞きしました。
どうしたらいいか?と。
その場で思ったのは、なぜ、朝礼をするのか?という目的が
決まっているのか?ということでした。
なんとなくいつもやっていたから、とか、その日の初めのけじめ、とか
ちょっと曖昧な理由だと、せっかく全員が集まっても朝礼をする
時間がもったいない気がします。
接客業でしたら、挨拶の練習をしたり、シフトの確認をしたり、
前日からの引継ぎを確認をしたり、と朝礼をする目的は
はっきりさせることができるでしょう。
接客業以外の会社でも、重要事項を共有したり、その日の来客や
スケジュールを確認したり、社員教育の場であったりします。
どちらにしても、朝礼をきちんとすることによって、
始業時間に全員そろって仕事を始めるきっかけになり、
全員が顔を合わせることによって仲間意識が生まれ、
ビジョンを共有することができます。
できれば、朝礼ではトップから前向きな内容のスピーチなどがあると
社員も前向きな気持ちで、一日をスタートすることができます。
ある小売りのチェーン店の方から聞いたお話では、
朝礼をきちんとしているお店と、たまに手を抜いているお店では、
売上が違う、ということもあるそうです。
これは朝礼=売上、という構図ではなく、
毎日朝礼をする、という決まりを守る、ということが
自然とそのお店でやるべきことをきちんと行う、という風土になり、
お客様に伝わっているのだと思います。
そういえば、僕が以前、勤めていた会社でも朝礼は行っていましたが、
役員がいない時は、朝礼もだらだらとやってしまっていて、
その日一日の事務所の雰囲気もなんとなくだらけてしまう、という
事があったそうです。
・・・僕は役員ではありませんでしたが、
厳しめの営業部長でしたので(笑)朝礼は必ず行っていました・・・
そんな日は役員がいなくても、社内に緊張感があり、
仕事もはかどっていたそうです。
決まりを守る社風を作るには、
時間をかけて取り組む必要があると思います。
まず、目に見えるものの整理整頓をきちんとできるように
仕組みを作るところから始めるといいでしょう。
不要なものを置かないようにする、とか、
使ったものを元に戻すようにする、
など単純で誰でもできることをルール化し、
全員が守れるようにしていきましょう。
目に見えない人の心は、ある程度、物理的なルールを守れるように
なってからです。
整理整頓が会社のルールとなり、定着してくると、
仕事のルールも自然と守れるようになってきます。
仕事のルールをきちんと守れる社風ができると、
お客様からは「きちんとした会社」と思われるようになり、
もっと信頼してもらえるようになるでしょう。
最近、働き方が変わってきた会社も多いと思います。
このタイミングで朝礼やルールの目的を考えて見直しをしてみるのも
いいかもしれませんね。
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