こんにちは。種屋の橋本です。
会社で働いていると、いろいろな経験をするチャンスがあります。
とくに中小企業では、一人で何役もしなければならないこともあり、
経験の幅が広がります。
新しい経験をチャンスと考えるか?
いろいろとやらされている、と考えるか?はそれぞれだと思いますが、
僕は、できることは何でもやっておく方かいいと思っています。
僕は望んでいたか?どうかは別として、会社員時代に
いろいろな経験をさせていただきました。
今となっては、すべての事がプラス、と思っています。
先日、Eコマースのセミナーを受講しました。
多くの企業が商品をネットで販売を始めるときに、あたる壁。
・社内で比較的、ネットに詳しそうな若手に丸投げして
売上がなかなか上がらない。
・実店舗や取引先とのバランスをうまく取れなくてクレームになって
しまう。
・素敵なページができたと思っていたけど、売れない。
・販売後のオペレーションができずに、社内が混乱してしまう。
他にもいろいろとお話が出ましたが、
それってすべてが僕が経験していることでした。
ということは、僕のお客様がネット販売の売上に困っていたら
サポートさせてもらえるということです。
実は、ネットショップを始めることになった時、しくみや用語は
全くわかりませんでした。
聞いたことがない言葉ばかり😒
そこで、やさしそうなセミナーを見つけては参加し、まず用語に慣れ、
意味を知っていくことにしました。
そのなかでいいコンサル様に出会いましたので、会社でお願いして
いろいろと教えていただくことになりました。
(その方が今回のセミナーの講師でした)
そして技術的なことは部下に覚えてもらい、僕はネット販売の全体像を
いつも見るようにしていました。
そしてコンサルの方に相談し、教えていただきながら、
課題を解決していき、数字をググっと伸ばすことができました。
(4年で10倍ぐらい!)
今でもバナーを作ったりはできませんが、売れるための全体のしくみを
知っていますのでアドバイスをすることができます。
僕は何かを体験したりするときには、
その本質を考えたり、全体像を考えるようにしています。
とくに視野を広くして全体像を考えおくことで、
ところどころに発生する課題も良く見えるようになります。
発生した課題を解決するのは、人ではありません。
「しくみ」です。
たとえば、製造業で不良品が発生した時に、人に要因を
求めるのではなく、「しくみ」をチェックすることが大切になります。
現場のスタッフのマインドに頼っていては、根本の解決にはなりません。人の心は目に見えないから、チェックできないんですね。
いろいろとお聞きすると、大手の企業様でもトラブルの要因を
現場のマインドに求めてしまうことがあるようです。
人に頼ると、また人で失敗します。
誰がやっても同じようにできる「しくみ」を考えて運用することって
とても大切です。
これは、製造業だけでなく、社内の多くの業務に
共通しています。
以前、研修でこんな言葉を言われました。
「人を信じて、仕事は信じるな」
一緒に働く仲間の人格は信じますが、その人がする仕事には
ミスが起こることがありますよ、という意味です。
僕が「しくみ」を大切にしているのはこんな理由でもあるんですね。
成果を出すための「しくみ」もあれば、
ミスを少なくするための「しくみ」もあります。
課題と効果を考えて、一つずつ「しくみ」を作っていく必要があります。
それには現場をよく見て、知っておくことが大切です。
ただ、「しくみ」を動かすのも【人】です。
ですからどちらかをやればいいわけではなく、
人の教育と「しくみ」の構築、どちらも大切。
とてもアナログのやり方に感じるかもしれませんが、
アナログ=誰でもできる。
知っていればそれほど難しくはありません。
現場を良く知っているプロに相談してみるのも
近道です。
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